パワースポット｜都農神社のご利益は？大己貴命とはどんな神様？神話・縁結び・子孫繁栄の神-格式高い日向国一之宮に位置付け

パワースポット｜都農神社のご利益は？大己貴命とはどんな神様？神話・縁結び・子孫繁栄の神の魅力

1. 都農神社とは？格式の高い「日向国一之宮」に位置付けられた神社

宮崎県児湯郡都農町に位置する都農神社は、格式の高い「日向国一之宮（ひゅうがのくにいちのみや）」に位置付けられた神社であり、歴史と自然が織りなす神聖な空間です。神武天皇が国土平安・武運長久を祈念したと伝えられる由緒ある神社であり、創建は神武天皇が初代天皇としてご即位される6年前とされています。東遷の折、この地に祭神を祀ったと伝えられています。

2. 都農神社の御祭神とご利益

都農神社の御祭神は大己貴命（おおなむちのみこと・別名：大国主命）です。この神は、日本各地の信仰の対象となっており、特に以下のようなご利益があるとされています。神社全体の視点となります。

五穀豊穣：農業の神として、豊かな実りをもたらす。
海上安全・武運長久：神武天皇が航海の安全と戦の勝利を祈願したことに由来。
病気平癒：医療の神として、健康回復の祈願。
商売繁盛：国造りを行った神として、事業の成功を後押し。
縁結び・子孫繁栄：多くの妃を迎えた神話に由来。

境内には「神の石神事」や「撫で大国」、「撫でうさぎ」など、多くのご利益があるスポットが点在し、訪れる人々に神秘的な体験を提供しています。

3. 大己貴命とは？その神話とご利益｜出雲大社との関係は？

都農神社の御祭神である大己貴命（おおなむちのみこと）は、日本神話の中で重要な役割を果たす神です。一般には、出雲大社で祀られる大国主命（おおくにぬしのみこと）としても知られています。

3.1 大己貴命の神話

大己貴命は、国造りの神として、少彦名命（すくなひこなのみこと）と共に日本各地を旅し、豊かな土地を築いたとされています。また、医療の知識を人々に伝え、病気平癒の神としても信仰されるようになりました。

縁結びの神としての一面も持ち、多くの妃を迎え、たくさんの子を授かったことから、子孫繁栄の象徴とされています。特に「因幡の白兎」の神話では、白兎を助けたことで八上姫と結ばれた話が有名です。

3.2 大己貴命のご利益

縁結び: 多くの妃を娶り、子宝に恵まれたことから、恋愛成就や良縁を願う人々に信仰されています。神様の視点となります。
子孫繁栄: 健康な家庭を築くために、子授けや安産を願う人々の信仰が厚い神様です。
商売繁盛: 国造りを行ったことから、事業の発展や開運のご利益があるとされています。
病気平癒: 医療の知識を伝えた神として、健康や病気回復を願う参拝者が多く訪れます。

3.3 大己貴命を祀る代表的な神社

出雲大社（島根県）: 大国主命を主祭神とする日本屈指の縁結び神社。
大神神社（奈良県）: 大物主神（大国主命の化身）を祀る古社。
都農神社（宮崎県）: 大己貴命を祀り、九州でも有数の格式高い神社。

4. 都農神社の歴史と由来

都農神社は、平安時代の『延喜式』にも記載がある格式の高い神社であり、少なくとも1000年以上の歴史を持ちます。日向国の第一の大社であったものの、天正年間の島津・大友の争乱により社殿や宝物が焼失。しかし、御神体は尾鈴山麓に避難され、難を逃れました。その後、元禄5年（1692年）に秋月藩主・秋月種政が再興し、現在の社殿は平成19年（2007年）に建てられたものです。

また、江戸時代には全国の一の宮を巡拝した橘三喜が都農神社を訪れ、境内の状況を記録しており、当時の様子を知る貴重な資料となっています。